角刈りは「品位」の塊か。求められる「品位」の正体

ラグビー日本代表の堀江翔太共同主将の髪形が話題になっている。

その髪型がこちら。

確かに、かなり個性的であることは間違いない。

しかし、この堀江選手は、よく髪型を変えるそうで、それを楽しみにしているファンもいるみたいだ。

批判をする人たちが問題視しているのは「品位として、どうなのか」という一点。

「品位」とググってみると「見る人が自然に尊敬したくなるような気高さ、おごそかさ」と出た。

この意味合いにおいて考えると「品位」と「髪型」について関連性は見られない。

「品位」というのは、人の内面から滲み出るものだ。

「髪型」とか「服装」とか簡単に取り繕える“アクセサリー”によってではなく、眼差しや言葉、振る舞いといった長い年月をかけてでしか身に付けられない、まさしく「人柄」によってこそ表れるものなんじゃないかな。

堀江選手は、5月に京都であった2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の組み合わせ抽選会に出席した際は、代理人を通じ髪形を戻すよう要請があり、応じていたそうだ。

うーん、髪型を戻せば不問なのか。

それでは例えば角刈りの人たちは、全員無条件に品位ある人格者なのか。

わけわからん。

「髪型」や「服装」なんかで容易に「品位」のある・なしを判別してしまっているから、見る側の目も養われない。

「品位」を見定めようと思えば、目を見て言葉を聞き、人の本質に迫らなきゃいけないのに。

若者の外見に物言いをつけるのは、いつも老人たちだ。今回の件で言っても、日本ラグビー協会の理事会にはおじいが大勢集まっている。

彼らの言う「品位」とは「自分たちの価値観に合っているか」ということにすぎない。

それは単なる「支配欲」でしかなく「言うことを聞く奴はかわいい」っていう実にわかりやすいエゴだ。

堀江選手には、自分らしさを信じて試合で頑張ってほしい。

そして、いつか指導者になれば、このような“いちゃもん”をつけられた経験を糧にして、次世代の選手たちを厳しくもやさしく育ててあげてほしい。

そのとき、堀江監督もしくは堀江コーチは「品位」ある指導者になっているんじゃないだろうか。