腹いっぱい食べることは幸せなのか?

「いっぱい食べや~」

母親や祖父母、伯母なんかからこう言われて育ってきた。

もう祖父母は亡くなったけど、母親や伯母からは「いっぱい食べや~」といまだに言われる。

今年34歳。間もなく迎えるアラフォーを控え、今なおである。

それは深い深い愛情ゆえのことなのは百も承知なのだけれど、いっぱい食べることが“幸せの産物”と刷り込まれた僕は、独立開業後の幸福感の高まりを体現するかのように、サラリーマン時代より食べるようになった。

その結果、どうなったか。

独立から1年10か月ほどで、なんと10キロ強も太ってしまったのだ。

身体が重くて気怠い日が続く。

サラリーマン時代に履いていたズボンが入らなくなって捨てて買い直した。

急激に太ったからか、たまに腕がジンジン痺れて痛い。

……全然幸せちゃうやん。

で、8月から近所のパーソナルトレーニングジムに通い始め、ダイエットすることにしました。ちなみに、ラ●ザップじゃありません。

今日9月25日現在、体重はおよそ7キロ減。

いぇーーーい。なかなかうれしい成果である。

ジムのトレーナーさんに食生活を見てもらうと「炭水化物を摂り過ぎ」とのことだった。麺類は好きな方なのだけれど、「白米」「パン」は“普通に食べるもの”として、腹の減り具合にかかわらず、いわば“決まり事”のように食べていた。

「白米」「パン」「麺類」を避け、野菜・肉中心の食生活にしたら、2か月ほどで7キロも体重が落ちたのだ。

毎朝、運動も実施するようになったのだけれど、僕の場合、食生活の変化が大きかった。というのも、ジムに通い始めてから2週間くらいは食生活を変えていなくて、体重がほとんど減らなかったから。

食事の量も、お腹いっぱいになるまで食べないようにした。「腹八分目」という言葉があるが、やはり先人は賢い。しっかりと身体や脳を動かすために必要かつ適切な量なんだと思う。

独立から10キロ強も太ったから、7キロ減っても“借金生活”で、しかも、これまでトレーニングとは疎遠の人生を送ってきたから、積み重ねてきた“脂肪負債”は巨大だ。これから地道に返済していくしかない。

それでも、今現在、身体の調子はめちゃくちゃ良い。

毎日、目覚めはスッキリしているし、原因不明の腕の痺れは無くなった。

ダイエットを始める前、1年前に購入したズボンがキツくなっていてショックだったのだけれど、すんなり履けるようになって捨てなくて済んだ。

頭もクリアになって、やる気が起きやすくなっているような気もする。我ながら単純ではあるが。

母親や伯母、特に祖父母は、敗戦後の時代背景もあり、決して豊かな暮らしではなかったから「腹いっぱい食べる」「腹いっぱい食べさせる」ことを目標にがんばってきたのだと思うし、そのことは尊い。

でも、病気予防とか健康増進が問われる時代だからこそ、それより前に生きた先人たちが提唱した「腹八分目」を噛みしめたい。

思考停止のまま、予定調和で「白米」「パン」「麺類」といった炭水化物をチョイスし続けることは良くないね。

現代人は、昔の人たちより消費カロリーが減っているはずだから、それに合わせて摂取カロリーも調整しないといかんね。

健康でないと、幸せを維持できないからね。

以上、巷でよく言われていることだけど、ここ最近、身をもって学んだことでした。

 

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