昨日、長女の卒園式でした。少し前、週間予報では雨だったけど、天気にも恵まれました。
卒園証書をもらって、みんなで歌を歌って。
あんなに小さかった子どもたちが3年間で立派に成長して、入場時から涙があふれ出てきました。
そうです、もらい泣きというのは嘘です。たぶん娘より先に泣いていました。
先生たちも式の序盤から涙を流されていて、先生たちと子どもたちが交互に歌う『おもいでのアルバム』はたまりませんでした。お互いの気持ちがシンクロしているのが、見えないけれど確かに伝わってきて。
来賓代表として祝辞を述べてくれた英語の先生。
“Hello!”
“How are you?”
“Nice to meet you too!”
カリキュラムの最初に交わす英語での挨拶で始まった祝辞。参観で目にした子どもたちの楽しそうな笑顔を思い出しました。
バスの運転手さん。
どこにも座らず、一番後ろに静かに立って式を温かく見守ってくれていました。
担任の先生。
先生になって1年目とは思えないほどしっかりとされていて、娘たちが大好きな先生でした。
「いつまでもわすれないでね」
子どもたちへの最後の言葉。
大人になったら忘れてしまうかもしれない幼稚園の記憶。大人になった僕は、先生の名前さえ忘れてしまった。
じゃあ無意味なのか。
違う。
だからこそ尊いんだ。
娘は、年少のときは幼稚園に行くのがイヤでずっと泣いていました。「ママやパパと離れるのが寂しい」。そう言って。
でも、年中になり年長になり幼稚園が大好きになって、今日は友だちや先生と離れたくなくて号泣していました。
将来の夢は、自分が通った幼稚園の先生になること。
もしかしたら夢はこれから変わるかもしれない。でも、現時点でそう思わせてくれた、そんな素敵な幼稚園に通うことができて娘は幸せ者です。
節目に泣けるのは、それまでの日々が楽しかったことの証。たくさんの素晴らしい人たちに出会えた証。だから、とても良いこと。
娘へ。これからどんどんなきながらすすんで、せかいをひろげよう。
*
僕が高校を卒業するとき、サザンや谷村新司が大好きな数学の先生が「浜崎あゆみや宇多田ヒカルで君たちを思い出す」とメッセージを書いてくれました。
僕は、SEKAI NO OWARIの『RAIN』で君たちを思い出す。
うんどうかいのパラバルーン、とてもきれいだったよ。なかよくしてくれて、ありがとう。げんきでたのしく、やさしいままでおおきくなってね。
そつえん、おめでとう。
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